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『福知の名水福知の湧き水再発見と保存プロジェクト』


三和町細野峠「観音清水」 活動報告

三和町細野峠「観音清水」までの詳しい地図はこちら。

 

2007年1月5日(土)午前10時〜
 「細野峠(「観音清水」)をゆっくり歩こう会」
  場 所:三和町菟原中「観音清水」のある細野峠
  参加者:吉田、安積、田倉、松尾、有田、井上、植田、宮本(環境会議)、
桐村、加藤、高松、大西、兵井、和久、横山、(事務局)

午前10時:菟原集落センター出発時(参加者約90名)挨拶は、細野峠を守る会代表の藤田氏。
※菟原以外の三和町自治会からも参加者が多数あり。昨年は6名の参加とのこと。
細野峠入り口付近。










中村座一行も旅人姿で参加。
※左2人目は菟原中自治会長。
中田の地蔵跡付近にて、藤田氏より説明をきく。
ここから出ている湧き水も、昔から地元の者に親しまれてきた湧き水である。
細野峠途中の杉木立を歩く。
「観音清水」に到着。
よみがえった「観音清水」を前に、歩みをとめ、ベンチで休む人や、清水で喉を潤す人あり。
◎ 有田さん、竹の器作りに急遽参加。
頂上付近で一服

環境会議を代表して名水PJ吉田氏挨拶

※ 名水整備を通じて環境の大切さを伝えていただきました。

☆寒中ではあっても、冬場にしては天候もくずれず、良い状況での歩こう会でした。
昨年の参加者が6名に比べて、今回の参加者が約90名であったのも、マスコミに向けての広報ができていたからとの自治会の方の声も聞きました。
参加された大勢の方々に「歩こう会」を通して、福知山環境会議の存在を十分認知いただき、自然環境のあり方や大切さを知っていただけたと思います。


三和町細野峠「観音清水」保全整備活動に関して地元と再度協議を行いました。
参加者:加藤・横山(環境企画課)、高橋氏(菟原中自治会長)、藤田氏、瀧本氏他(細野峠を守る会)、 藤田・大槻(三和支所)
2007年12月12日(水)


・環境会議の主旨説明(※生ごみPJ活動についても紹介)
・細野峠のこれまでの活動確認、今後の活動協議
※1月5日(土)に実施される「細野峠をゆ っくり歩こう会」への参加について
※中田の地蔵跡湧き水の整備について
「観音清水までの矢印看板」設置(3カ所予定のうち2カ所)
観音清水」説明看板付近整備完了

※ 冬季になっても水量は変わらず一定でている。
※ 看板の設置や周辺の整備が一応完了。水、水鉢、竹尺、看板、屋根部どれもが周辺と溶け込んでいると思われます。

三和町細野峠「観音清水」の説明看板を設置しました。
参加者:吉田、安積(福知山環境会議)、 加藤・横山(環境企画課)他、藤田(三和支所)
2007年11月30日(金)

「観音清水」説明看板
設置作業中

◎ 細野峠を歩く人がここで歩みを止めて、説明看板を見て観音清水に親しんでいただけたらという思いで、皆が汗を流しました。
細野峠の途中3カ所に設置予定の矢印看板箇所の穴堀りを実施しました。


三和町細野峠の名水、屋根部取り付け・周辺整備を進めております。
参加者:吉田(福知山環境会議)、加藤・横山(環境企画課)他
2007年11月16日(金)


屋根部の設置作業
水鉢を土砂や落ち葉から守る目的として屋根部も竹製であるので、周囲の自然と調和して、よい雰囲気づくりができた。
※ 左右からの土砂が流れ込まないように急遽竹で囲う等、現場での試行錯誤の上の作業も、結果納得のできる仕上がりとなりました。

水鉢の周囲に玉石を敷き詰め、竹製のひしゃくも設置。
細野峠を歩く人が、ホッと一息をつきたくなるような、風情のある落ち着いたたづまいに仕上がりました。



三和町細野峠の名水看板内容を地元と協議しました。
参加者:藤田進(菟原中、細野峠を守る会代表)、吉田(福知山環境会議) 加藤・横山(環境企画課)他

2007年11月13日(火)
【看板内容】

観音清水 ―細野峠―
 
観音山は往古より観音の霊場なり
古くより観音屋敷あり
観音のおわす山なり
と伝え聞く観音山にこの観音清水あり。

百観音堂円通庵跡の古井戸より湧き出るこの清水は、山陰道の要衝として行き交う多くの旅人の喉を潤し、観音に参詣する一時の安らぎを与えていた。
向かい側にあった峠の茶屋では、菟原産の銘茶を清水で点てた煎茶が振舞われ、峠を越す力を得たことでしょう。
先人の残した貴重な遺産として、この清水を、細野峠を、そしてふるさとの自然をいつまでも大切に守り伝えていきます。


細野峠を守る会
福知山環境会議
平成十九年十二月



三和町「細野峠」の整備を進めております。
2007年10月05日(金)

細野峠の古道とは
・平成8年に「全国歴史の道百選」に選定された。
・峠の途中の古道(杉並木のただずまいが風情がある。)
 細野峠の古道(竹林、杉木立)

☆ 8月24日にプロジェクトメンバーで最後まで歩いてみました。 2qの道のりではあるものの、山道であり往復の道のりは時間もかかり、疲れるものでもありました。しかし、道百選に選ばれるだけの良い風情のあるものでした。




10月5日に、旧跡「細野峠百観音堂円通庵跡」の下方にある井戸跡の整備として、整備前はただの側溝横の斜面でしたが、井戸跡の湧き水箇所より約6b下方にパイプを延ばし、水鉢で受けました。

周囲の自然ととけ込むように、パイプを竹で覆うことで風情が出て、また、まとまった水量を確保できており、水音もよい雰囲気作りを演出しています。

※今後の計画として、水鉢を覆うものとして、周囲との調和を考えた竹製の屋根部を作製の予定です。


山の静けさにかすかに響くような水音は、やはり風情があります。